「修正依頼が伝わらない」を防ぐ伝達術【発注側ディレクター向け】
「あれ、この修正、お願いしたのとちょっと違うな…」
外注コーダーへ修正依頼を出したのに、思った通りに上がってこない。何度も往復してしまう。こんな経験ありませんか?
今回は修正依頼の伝達ミスを激減させるディレクター側のコツを、現場で本当に効くポイントだけまとめました。
結論:「目的」「対象」「期待結果」の3点セット
伝達ミスのほとんどは、依頼の「目的」「対象」「期待結果」のうち、どれかが抜けているケース。逆に言えば、この3点を明示すれば9割は防げます。
| 項目 | 例 |
|---|---|
| ① 目的(なぜ修正するか) | 「クライアントから視認性が低いと指摘あり」 |
| ② 対象(どこを) | 「TOPページのFV、見出しテキスト」 |
| ③ 期待結果(どうしたいか) | 「黒太字に変更してコントラスト上げたい」 |
NG パターン1:「ちょっと修正して」
もっとも頻度が高いNG。「ちょっと」が指す範囲がコーダー側で判断できません。1か所と思って直したら、5か所同じパターンがあった…という事故が起きます。
修正範囲を具体的に:「TOPページの3か所、Aboutページの2か所、計5か所」のように明示しましょう。
NG パターン2:「もうちょい大きく / 小さく」
主観的な表現は伝わりません。「20%大きく」「16px → 18pxに」のように数値で指示するのが基本。デザイナーから「あえて主観的指示」が来た場合は、Figma上で数値を測ってからコーダーへ渡しましょう。
NG パターン3:スクショなしの口頭説明
「ここの部分の右側のリンクの色を変えたい」だけだと、どの「ここ」かわからないことがあります。赤丸で囲んだスクショを1枚送るだけで、ほぼ100%伝わります。
iPhoneでもMacでもスクショ→赤丸はすぐできるので、習慣化するのがおすすめです。
修正依頼テンプレート
こんなテンプレートをチャットツールに登録しておくと便利です。
【修正依頼 No.X】
■ 目的:(なぜ修正したいか)
■ 対象ページ・箇所:(URL含む)
■ 修正内容:(何をどう変えるか、数値も)
■ 期待結果:(修正後の見た目イメージ)
■ 優先度:(高 / 中 / 低)
■ 期限:(あれば)
■ スクショ:(添付)
テンプレを使うだけで、伝達ミスは半分以下になります。
応用:複数修正は「一覧表」で渡す
10件以上の修正を一気に渡すときは、チャットだと埋もれます。スプレッドシート1枚にまとめましょう。
| 列名 | 内容 |
|---|---|
| No. | 1, 2, 3… |
| 対象ページ | TOP / About など |
| 該当箇所 | FV / フッター など |
| 修正内容 | 具体的な指示 |
| スクショ | Drive リンク等 |
| 優先度 | 高 / 中 / 低 |
| 対応状況 | 未対応 / 対応中 / 完了 |
これがあれば、コーダー側も着手しやすく、進捗もディレクター側で把握できます。
「言わなくてもわかるはず」の罠
長く付き合っているコーダーでも、「言わなくてもわかるはず」は危険です。前回の案件と今回の案件で、クライアントの方針が変わっていることもあります。
「いつものパターンですが、今回は◯◯の方針です」と冒頭で伝えるだけで、認識ズレを防げます。
まとめ
修正依頼の伝達は、コミュニケーション能力というより「テンプレ化」と「数値化」と「スクショ化」で大きく改善できます。
「外注コーダーとのやりとりがしんどい」と感じている方は、お気軽にご相談ください。制作会社向けのコーディングパートナーサービスで、効率的なやりとり方法も含めてお手伝いできます。