HPの保守費って何に払ってるの?月額の内訳と妥当性をプロが解説
「毎月1万円の保守費、何もしてもらってる実感がないんだけど…」
HP公開後の「保守費」「管理費」。何に払っているのかわからないまま、なんとなく払い続けている方、多いんじゃないでしょうか。
今回は保守費の中身と、金額の妥当性を判断する方法を、保守する側の立場から正直に解説します。
結論:保守費は「保険+家事代行」のセット
保守費の本質は2つです。
- 保険的な部分:障害・改ざん・トラブル時にすぐ動いてくれる体制の維持費
- 代行的な部分:更新作業・バックアップ・バージョン管理などの実務
「何もしてもらってない」と感じるのは、保険部分が見えにくいから。でも何かあったときに頼れる先があるかどうかは、天と地の差です。
保守費の一般的な内訳
| 項目 | 内容 | 頻度 |
|---|---|---|
| CMS・プラグイン更新 | WordPressやプラグインのアップデート | 月1〜随時 |
| バックアップ | データの定期保存・復旧体制 | 日次〜週次 |
| セキュリティ監視 | 改ざん・マルウェアのチェック | 常時〜月次 |
| 軽微な修正 | テキスト・画像差し替え(月◯回まで等) | 依頼時 |
| 障害対応 | 表示崩れ・サーバーダウン時の復旧 | 発生時 |
| ドメイン・サーバー管理 | 契約更新・支払い代行 | 年次 |
金額帯別の相場感
| 月額 | 含まれる内容の目安 |
|---|---|
| 5千円前後 | サーバー・ドメイン管理+バックアップ+緊急時対応 |
| 1〜2万円 | 上記+CMS更新+月数回の軽微な修正 |
| 3〜5万円 | 上記+コンテンツ更新代行+レポート+改善提案 |
| 5万円以上 | 上記+SEO運用・広告運用などマーケ込み |
大事なのは金額そのものより、「自分のプランに何が含まれているか」を把握していることです。
こんな保守契約は見直しを
① 作業報告が一切ない
「今月何をしたか」の報告がない保守は要注意。月次でなくても、せめて作業ログを求めましょう。誠実な業者なら「今月はWordPress本体とプラグイン3件を更新しました」程度の報告は出せます。
② 何が含まれるか書面で確認できない
「保守一式」契約は、いざという時に「それは対象外です」と言われがち。含まれる作業・含まれない作業・対応時間(営業時間内のみ?)を書面で確認しましょう。
③ 解約するとサイトが使えなくなる
サーバー・ドメインが業者名義で、解約=サイト消滅という契約も実在します。これは保守費の問題以前に、資産が人質に取られている状態。契約前に「解約時にデータとドメインは引き渡されるか」を必ず確認してください。
「保守なし」という選択はアリ?
正直に言うと、条件付きでアリです。
- 静的サイト(WordPressなし)→ 攻撃対象が少なくリスク低め
- 社内にITに強い人がいる → 自社運用可能
ただしWordPressサイトの放置は危険です。更新しない7つのデメリットやセキュリティリスクの記事で書いたとおり、改ざん被害は「自分は大丈夫」と思っていた小規模サイトで起きています。
保守費を「投資」に変える質問
今の保守業者にこう聞いてみてください。
「月次の作業内容を教えてください。あと、アクセス状況を踏まえた改善提案はもらえますか?」
ただの「見守り」から「改善パートナー」に役割が変わると、保守費は出費ではなく投資になります。応じてくれないなら、見直しのサインです。
まとめ
保守費は「保険+代行」の対価。内訳の把握・作業報告・解約条件の3点をチェックすれば、妥当性は自分で判断できます。
「今の保守契約、妥当か診てほしい」というご相談も承っています。おくだ屋の保守は月額10,000円〜、作業報告付きです。お気軽にお問い合わせください。