AIで作ったコード、外注で整理してもらう時の注意点【制作会社向け】
「AIで一気に作ったサイト、納品前にちょっと整理してほしいんだけど…」
2026年現在、v0・Lovable・Cursor等で生成したコードをそのまま納品するのは不安、という制作会社・ディレクターは増えています。動くけど、保守できない。読みづらい。命名がバラバラ。
今回はAIが書いたコードを外注に整理してもらう時の発注のコツを、現場視点でまとめました。
AIサイト生成ツール自体の現状はv0・Lovable比較記事もあわせてどうぞ。
結論:「どこまで整理するか」を最初に決める
AIコード整理の依頼で最もありがちな失敗は、「とりあえずキレイにして」と丸投げすること。整理レベルを3段階くらいに分けて発注するのが効率的です。
| レベル | 整理内容 | 費用感 |
|---|---|---|
| ① 軽め | 命名規則統一・不要コード削除 | 30,000円〜 |
| ② 標準 | CSS設計適用・ファイル分割・コメント追加 | 80,000円〜 |
| ③ がっつり | 大規模リファクタ・運用フェーズ想定の構造改革 | 200,000円〜 |
AIコードのありがちな問題点
① 命名がバラバラ
同じ「カードコンポーネント」でも、ある場所では.card、別の場所では.Card、さらに別では.item-boxと命名されているケース。
② インラインスタイルとクラスの混在
AIはstyle="..."を多用します。後から共通修正したいときに、HTMLを1つずつ書き換える必要が出てきます。
③ 冗長な重複
同じCSSが3か所に書かれている、同じJS関数が複数ファイルにある、というケースが頻発します。
④ 「動く」けど「直せない」
動作はしているけど、どこを触ったら壊れるか予測がつかない。これが最も厄介です。
発注時に伝えるべき情報
外注コーダーへ整理を依頼するときは、こう伝えましょう。
| 項目 | 例 |
|---|---|
| 整理レベル | 「②標準」 |
| 納品形式 | 「Gitリポジトリで管理したい」 |
| 採用するCSS設計 | 「BEMで統一」 |
| 変えてほしくないこと | 「画面の見た目は1pxも変えない」 |
| 運用想定 | 「ディレクター(非エンジニア)が更新する」 |
「外注に整理してもらう価値」が高いケース
- 納品後にクライアントが自社で更新する
- 制作会社の保守チームに引き渡す予定
- WordPress化を後から実装する
- SEO対策で構造化マークアップを入れる
これらに該当する場合、整理せずに納品すると「後から自分たちが苦しむ」ことになります。
整理依頼で起きがちな失敗
① 「キレイにしてって言ったのに、見た目が変わった」
「キレイ」の定義が、依頼者と外注者で違うことが原因。「見た目はピクセル単位で変えないでください」と明示しましょう。
② 「整理した結果、サイトが壊れた」
軽率なリファクタは挙動を変えてしまいます。テスト環境でテストしてから本番反映を必須にしましょう。
③ 「整理費用が想定より高くなった」
初回見積もりは「中身を見ないと出せない」ことが多いです。調査フェーズと実装フェーズを分けて発注すると、予算管理しやすくなります。
AIコード整理 × WordPress化の組み合わせ
AIで作った静的サイトを、後からWordPress化するのは結構大変です。ChatGPT・Claudeでの原稿作成記事でも触れたように、AIは部分最適は得意ですが全体構造を整える設計は苦手。
WordPress化前提なら、整理段階で「カスタム投稿として切り出すべき箇所」を洗い出してもらうのがおすすめです。
まとめ
AIコードの整理依頼は、「レベルを決める」「運用想定を伝える」「見た目を変えないこと明示」の3点で失敗を激減できます。
おくだ屋では、AIコードの整理・WordPress化・リファクタリングも対応しています。制作会社・ディレクター様向けのサービスから詳細をご覧ください。